第7章 悪魔の実の能力者
「おや? どうしてそう思うのかな? 君の"命"がかかってるんだよ?」
「…ルフィ達がここへ来るって事は、"あいつ"もここへ来るって事だからな」
ゾロの言葉に金髪の男は眉間にシワを寄せた
「…何が言いたいのですか?」
「…分かってんだろ?」
金髪の男にゾロはニッと笑って見せた
=ギリッ=
「ッ…!!」
苦痛に顔を歪めたゾロの首からは円を描くようにツーッと血が流れた
「減らず口が…」
「…トペトピ、勝手な事をするな」
低い声で言い放った金髪の男にトペトピはビクッと震えた
「…ごめんなさい」
「…でも、ありがとうね?」
金髪の男はニコッと笑い、小屋を後にした
「ルナはずっとこの島に一人で居た…。 何処か遠くへ行く事も出来ずによ…」
下を向いたままゾロは言った
「…お前達はまた、あいつをこの島に縛り付けるのか?」
「縛り付けなければ、彼女は殺されて消えてしまいますからね…」
「…それは何処へ行っても一緒だろうが」