第11章 悪魔の心臓

……………

ｻﾞﾝｸ「かかってこいってよ…竜の炎なんざ飲み込んでやるって」

ﾅﾂ「やろう上等だ！燃えてきたぞ！」
　「うぉらぁ！」

ｻﾞﾝｸ「隙だらけだってよ……竜狩りの力はこんなもんかよ。本気で来いっての」

ﾅﾂ「やっかましい…やっと体があったまって来たところだ。本気はこれからだっつーの」

ｳｪ「ナツさん…」

ﾊｯﾋﾟ「大丈夫問題ないよ！負け惜しみには聞こえないよ！」

ｼｬ「ナツの攻撃が効かない…アイツ何者？」

ﾘﾘ「ゴッドスレイヤーとか言っていたが…アースランドにはこんな奴がゴロゴロいるのか」

ｻﾞﾝｸ「そういや名乗るの忘れてたってよ…おれっちは悪魔の心臓七眷属が１人。ゴッドスレイヤーのザンクロウ」

ﾅﾂ「妖精の尻尾のナツ…ドラゴンスレイヤーだ」

ｻﾞﾝｸ「ｯﾊだから知ってるって…テメェの暴れっぷりはバラム同盟内でも有名だからな」

ﾅﾂ「なぬ!?」

ﾘﾘ「バラム同盟…なんだそれは」

ﾊｯﾋﾟ「あい…闇ギルドの最大勢力だよ」

ｼｬ「悪魔の心臓、六魔将軍、冥府の門からなる3つのギルドのことよ」

ｳｪ「六魔将軍はナツさんと私達連合軍が壊滅させたんだけど…まさか同盟で最強の悪魔の心臓がこんなところに……」

ｻﾞﾝｸ「ララバイを破壊しデリオラの入手も邪魔しRシステムもニルバーナも全部この世から葬りさりやがった……ジェラールだのマスターゼロだのとるに足らねぇ奴を倒していい気になってるってぇ？」

ﾅﾂ「んだと…」

ｻﾞﾝｸ「竜狩りごとぎが調子こくなっての」

ﾅﾂ「なにがゴッドスレイヤーだ…神様に教えて貰ったってかぁ？！」

ｻﾞﾝｸ「マスターハデスを或いは神と呼べるならこれは神から授かりしロスト・マジック」

ﾅﾂ「なぁんだ…人間に教えてもらったんじゃねぇか。こっちは本物のドラゴンに教えてもらったんだ滅竜魔法！」

ｻﾞﾝｸ「ドラゴンってあれだろ？空飛ぶトカゲ…てことはこれも身内ってことか？」

ﾅﾂ「イグニールはトカゲじゃねぇ！」

ｳｪ「そうですよ！グランディーネだってトカゲじゃない！」

ｼｬ「ちょっとウェンディ！」

ｻﾞﾝｸ「おめぇは黙ってろって…さっさとコイツ片付けてすぐに相手してやっからよ…ﾍﾍﾍｯ」

「「ひえぇ…」」

ﾊｯﾋﾟ「目が本気だ…」

ｼｬ「ウェンディはやらせないわよ…」