第5章 ファンタジア
ギルド内はアカリの話題で持ちきりだ。
グレ「まさかアカリが神鳴殿を破壊したとはな」
エル「あぁ…想像もつかなかった」
ルー「にしてもアカリさんは大丈夫なの?アレには生体リンク魔法があって攻撃すると雷が…」
ナツ「アイツに雷は効かねぇよ!なんてったってアカリだからな!」
ルー「そ、そうなの?」
ナツ「あぁ!!」
グレ「しかし、いくら雷効かねぇつっても300だぞ?」
エル「おそらく…かなりのダメージを負ったはずだ。」
フリ「さすが…と言うべきか。」
ルー「え?」
フリ「マスターの座を降りさせないためこのタイミングでくるとはな。」
ルー(そうか…ただのじいさんに説教されたくないってマスターをマスターのままで居させるための…)
ガジ「というかどういう意味だ?」
ナツ「あ?何がだよ」
ガシ「そのアカリってやつ雷が効かねぇつっただろうがよ。同じ属性の魔法を使うってなっても効かねぇってことはねぇだろ…」
ルー「確かに…」
ジュ「それにアカリって名前…ジュビア聞いたことがないです。」
グレ「あいつは表立って行動することねぇからな」
ナツ「それにアカリはただの雷の魔導士じゃねぇからな!だから雷が効かねぇんだよ!」
ガジ「どういうことだよ。余計わかんなくなっただろうが!」
ナツ「あぁ!?そのまんまの意味だよ!」
ガジ「だからわかんねぇつってんだろうが!」
ナツ「んだと?テメェの頭は空っぽか?」
ガジ「あぁ!?」
ナツ「やんのか!?」
エル「よさんか二人とも!じゃれるな!」
ルー「でもただの雷の魔導士じゃないってだけじゃよくわかんないわ。」
エル「アカリの魔法はな…簡単に言うと滅竜魔法に近い」
ルー「どういうこと!?」
グレ「ドラゴンスレイヤーって同じ属性の魔法は食えるだろ?」
ルー「えぇ」
グレ「アカリはドラゴンスレイヤーでこそ無いものの同じ属性。つまり雷属性の魔法を吸収できるんだ」
ルー「な、なるほど…」
「なんか謎が多い人なのね…」
(そういや最強候補の話の時も名前でてたっけ…それにしても綺麗な人だったなぁ)