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雷の竜と鬼

第13章 最終決戦



朝日が差し込む天狼島にナツの叫びが響く。
勝利の叫び…しかしそうなるはずもなく…

ハデ「う、うぐ……」

「「「!!!」」」

ハデ「まだ……終われぬ…」

エル「!!…まだ動けるというのか……」

ルー「っ…体が」

回復した魔力もなくなり動けない皆んな。
そんな皆に容赦なくハデスは攻撃をしかける。

ハデ「散れぇぇぇっ!!!」

ナツ「!!」

ウェ「ナツさん!!」

グレ「ナツ!!」

「やめろぉぉぉっ!!!」

刹那そう声が聞こえ皆んなはその方へ顔を向ける。
しかしそこには誰も居らず、次の瞬間聞こえたのは船が壊れる音だった。
そしてその音が聞こえた先には飛ばされたハデスとアカリの姿があった。

ハデ「グハッ……」

アカリ「…」

ナツ「アカリ…?」

グレ「なんだありゃ…」

ウェ「アカリさん…?」

エル(なんだあの魔力…)

ルー「どうしちゃったの?アカリさん…」

ラク「アカリ?…!!おいやめろ!その姿は!」

ハデ「ぐっ…お主その姿……自分でなれぬと思っていたが…」

アカリ「そうね…まだ自分の意思ではなれないわ」

ラク「!!」
 (理性がある…のか?)

ハデ「っ…まさか」
 (感情にまかせたというのか……?)

アカリ「クスッ…運が悪かったわね二代目様。」

ハデ(鬼神化…鬼化の上位互換……これほどまでの力とは…)

アカリ「これで終わりね…青閃霆撃!!」

ハデ「ぐわぁぁぁぁっ!」

ルー「こ、今度こそ……」

グレ「勝った……んだよな?」

エル「さすがにあの怪我じゃもうハデスは動けんだろう…」

ウェ「てことは…」

アカリ「私達の…勝ち…ね」

ナツ「うぉぉぉぉっっ!!」

アカリ「クスッ……うっ」

ラク「!!……」

アカリ「っ……ラク…サス?」

ラク「ったく…無茶しすぎなんだよ…」

アカリ「……」
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