【鬼滅の刃】after story【闇を照らして】
第2章 闇を照らして 初夜*
「やっ!ぁあ...っん!」
片方は口で弄ばれる一方でもう片方は指で弄ばれる、月奈は抗い切れない快楽とはしたないという羞恥でじわりと涙がこみ上げてくる。
自身の口から発される声が杏寿郎にとってどれ程扇情的な響きであるか分かっていない月奈は、ただただ言葉にならないはしたない声としか思えない。瞼で留めきれない涙が眦から溢れ、汗に混じり流れていく。
「月奈。やはり怖いか」
荒い呼吸を繰り返す月奈の頬に流れる涙を指で拭ってやると、月奈は力無く頭を横に振る。
「自身がこれ程はしたないだなんて...」
戸惑いの表情を浮かべた月奈に杏寿郎は一瞬動きが止まる。想像していた答えとは全く異なるものだった、怖がる様子があれば先に進むことも止めておこうかと考えていたのだ。
「よもや...そちらの話だったか!」
「そちらの話?...ひぇっ!!?」
安堵のため息をついた杏寿郎に月奈が首を傾げた瞬間、膝裏に手を入れ右脚を胸まで持ち上げられる。ぐっと目の前に近付いた杏寿郎の顔は今さっき浮かべていた穏やかな表情はなく、雄の顔になっていることに気付いた月奈は制止をしようと口を開いた。が、言葉を発する前に杏寿郎の唇によって塞がれてしまう。
「杏...っんぅ!」
覆い被さった状態で深く何度も唇を重ねられた月奈は、落ち着き始めていた身体の火照りが再燃し肌がじわりと汗ばむ。
「怖くないならば安心だ。先に進むぞ」
唇を離した杏寿郎は唾液で光る唇を月奈の耳元に近付け静かにそう囁いた。その言葉の意味を理解する前に、身体を起こした杏寿郎が持ち上げた脚に口付けを落としていく。ピリッとした痛みを感じて見れば、口付けされた所が花が咲いたように赤く跡になっている。
爛々と光る瞳に見つめられながら足の先、膝、太腿と次々に口付けが落とされていく。杏寿郎の指が秘部に触れ、溢れる愛液を掬い取ると満足気に微笑んだ。
「充分に濡れているな」
「え?...ぁうっ!ぁ、ん...!」
愛液が溢れる入口を数回撫でられると、くちゅくちゅと粘着質な音が部屋に響き渡る。汗ばむ肌に上気した頬、吐息に混じる喘ぎ声、己に翻弄されて快楽を受け入れていく月奈の全てが杏寿郎を煽っていく。