第6章 謎解き急行/それぞれの正体
〈6章謎解き急行〉
沖矢さんと別れてすぐに阿笠邸に向かうと、既に江戸川コナンと灰原哀は学校から帰ってきていてオレの到着を待っていた
テーブルを挟んでソファに座る2人に、キッチンカウンターの方にいる阿笠博士
小学生同士が放課後に会うような楽しい雰囲気とは真逆のなんとも重い空気に、今からコナンがオレと話したいことの内容が伺えた
「リュウ、今日は呼び出しちゃってごめんね」
「いや、オレもコナンに会いたいなって思ってたからちょうど良かったよ」
ここからはお互い探り合いになるのかな…と覚悟をしている
「オレを呼び出したのは、前に言ってたオレに聞きたいことがあるからだろ?オレもコナンに聞きたいことがあるから、順番に質問し合おうか」
ただし、オレはコナンが答えてくれた数しか答えないからな
コナンが答えるのを拒否した分だけ、オレの答えは減る
「オレに色々答えて欲しければ、コナンもある程度は質問にきちんと答えてね!」
主導権を握られたらボロがでる
ここは自信を持ってこちらがリードしていきたいところだな…