第21章 刹那
これはレイプだ。愛情なんかそこにない。
隆くんとしたソレとは全然違う。乱暴だ。
なのに、なのに、酷くその状況に興奮している自分がいる。
「はっ、とんだ変態だなお前!」
「うぐっ、あ゛ぁ、万次郎、イきたいっ!!ゴム外してぇっ!!」
「馬鹿、まだはえーよ」
そういって俺の一番いい所を、固くなった先で執拗に突いてくる。
痛いはずなのに、それが良すぎて、目がチカチカする。
前も後ろもすでにグズグズで、もうどうにかなりそうだ。
ズルっと一度後ろから万次郎のものが抜ける。
かと思えば俺の体をひっくり返し、腰を高く持ち上げ後ろから勢いよく挿れた。
その衝撃が強すぎて、頭が真っ白になる。
「あ゛っ、あ、うっ、お゛っ、ソレ、キツいっ!」
「やべー、すげえいい」
後ろからタンタンタンとリズムよく打ちつけられて、もう限界だ。
その速度はどんどん加速していく。
「万次郎!ゴム外してぇ、お願いっ!もうっ!」
「いいぜ、一緒にっ」
そういうと万次郎は俺のソコを縛っていたゴムを外し、ラストスパートと言わんばかりに腰を激しくうちつけてきた。
「あー!あっ!イく、イク!おしりいっちゃう!!」
「っ、オレもっ、!」
体がビクビクと痙攣し、ソファに精を放って絶頂を迎えた。
同時に、俺の中で万次郎のものが爆ぜる。
ズルっと後ろから万次郎のものが引き抜かれる。
「何休んでんだよ、掃除しろ」
「っ……!!」
放心状態だった俺の口の中に、万次郎のソレが強引に捩じ込まれる。
かと思えば、頭を乱暴に捕まれる。
「あー、口ん中も最高。勃ってきた。次こっちに出す」
「んんっ!んっ!んぐっ!!」
掃除だけのフェラのはずが、再び熱をもった万次郎のソレが俺の口の中を激しく犯す。
頭を捕まれ腰をガンガンふるから、喉の奥まで当たって苦しい。
俺はせめてもの抵抗で睨みあげる。
本当は歯を立ててやりたいが、それをやってさらに痛い目を見るのはわかりきっている。
「はは、この状況で睨まれても興奮するだけだぜ、あー、いい。きもち」
「んぶ、んっ、んんっ、」
「あーイキそう、飲めよ」
そういってより一層激しく腰を降り、俺の喉奥目がけて吐精する。
喉に粘液が直接飛び、思いっきり噎せる。
「げぇ!げほっ、!」
「スッキリした」
「クソ野郎っ…!」