第35章 最後の嘘※閲覧注意
こ
い
つ
を
よ
ろ
し
く
ね
これまで見たことがないような、穏やかな顔で微笑みかけたあと、にキスをした。
そのまま、九条は動かなくなった。
悟った。
今まさに
九条は逝ったのだ。
「お前、守ったんだなッ!!!のこと!!ずっと、ずっと、好きだって、卒業したら、告白するんだって、言ってたもんなッ…!!!
あ、あぁっ!!うわああああぁぁあ!!!!」
雪村が泣き崩れる。
その姿を、ただ呆然と見つめることしかでかなかった。
九条の服に、守られるように包まれていたは、穏やかな顔をしていた。