第1章 始まり
「1年3組さん〜
どうぞ〜」
何故か中からは嫌がる声が多く聞こえて
私は恐る恐る部屋へ入った。
「じゃあまず、ちゃん、
お洋服全部脱いでくれるかな?」
やっと理由が分かった。
ヤダヤダヤダヤダ。
『嫌だ!』
「けどお友達は皆出来たよ?」
『…』
仕方なく私は服を脱いだ。
「よく出来ました。じゃあ
身長や体重を測っていくね。」
生肌に触れる先生の手が
気持ち悪くて仕方なくて
ともかく私は我慢した。
「終わりました!次はあっちにいってね」
『あっち?』
先生が指した先には全てをさらけ出し
検診を待っている多くの友達がいた。