第2章 枠外
nom×nsut(友情系百合)
街はずれの小さな港
一人たたずむ少女
この海に昔からある
ひそかな言い伝え
「願いを書いた羊皮紙を」
「綺麗な青いガラスの小瓶に入れて」
「海に流せばいつの日か」
「想いは実るでしょう」
流れていく ガラスの小瓶
願いを込めたメッセージ
水平線の彼方に
静かに消えてく
貴女はいつも私のために
なんでもしてくれたのに
私はいつもわがままばかり
まりやちゃんを困らせてた
願いをかなえてくれる貴女、私のせいでもういないから
この海に私の想い
届けてもらうの
流れていく 小さな願い
涙と少しのリグレット
罪に気付くのはいつも
全て終わった後
流れていく 青いガラスの小瓶
願いを込めたまりやちゃんへのメッセージ
水平線の彼方に
静かに消えてく
流れていく 小さな願い
涙と少しのリグレット
「もしも生まれ変われるならば」