【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第12章 クリスマスイブ(前編)
で、今まで倫太郎と過ごす時も
基本的には平日だから日中は仕事だし、
もしクリスマスなんかに撮られてしまうと
普段以上に炎上しそうだから、より慎重に。
だから、倫太郎とは家でしか過ごしたことがない。
ということで、クリスマスに外でデートするのもほぼ初めて。
ちなみに倫太郎が妬いている理由はたぶんコレ。
俺とは外でデートしたことはないのに、治とはするんだ。って。
とりあえずそれは無視してやり過ごした。
夕方、いつもより少しお洒落して
待ち合わせ場所へ向かう。
お洒落してきたのは、治くんに
「普段も可愛えけど、もっとお洒落してきてな!」
って言われたから。
そして、知ってはいたけど
どこにいても今日はいつも以上に人が溢れてる。
だけど、倫太郎もそうなんだけど。
世の中より頭ひとつ分飛び出した治くんはすぐに見つかった。
ただ、すぐには声を掛けずに
少し離れたところからちょっと観察。
ちなみに観察するのは治くんではない。
治くんを見ている周りの人。
うんうん、わかる。
見ちゃうその気持ち、わかる~。
190cm近い身長で
ジャケットにコートを羽織って
普段はキャップか、
仕事以外でもわりとそのままの真っ黒な髪の毛は
今日はしっかりセットされていて。
なにより今日も顔がいい。
正直、顔のタイプで言えば
断然リンより治くん。
というか、どタイプ。