【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第21章 仙台で(夜ご飯)
「んーーーー。じゃああおいさんは
木兎さんとご飯、食べてみたいですか?食べたくないですか?」
「その二択だったら、それは食べてみたいかな!」
「じゃあ行きます?」
「侑くんおもしろそうだし、行ってみよっか?」
「じゃあ返事しますね」
今かかってきた番号へ折り返して
侑くんたち御用達?のお店で待ち合わせることに。
お店に到着すると私たちの方が先に着いたようで
言われた通り受付で侑くんの名前を伝えると、
素敵な個室に通してもらった。
「えーーー。なんか緊張しちゃう」
「ほんとですね。こんな素敵な個室のお店、自分じゃ来ることないですよ」
「それもそうだけど、なんかいつもの感じでご飯食べたい!って言っちゃったけど、
試合後の選手って思うとなんか申し訳ないっていうか」
「でもあっちから誘ってきたからいいんじゃないですか?」
「というかファンの方々?」
あーーー。なるほど。
「そうかもしれないですね。
だけど、リンは論外だし、木兎さんは赤葦の先輩だし
侑くんは治くんと顔一緒だし。
そういうこと、つい忘れちゃいます」
私にとっては "みんな友達"
そんな感じ。
「まぁそうだよねぇ。
倫太郎くんに関しては私もつい忘れちゃうし」
ダメだねぇって2人で顔を見合わせる。
「あおいさんは他に好きな選手っています?」
「んーーー。でもやっぱり木兎くんが推しかな!」
「それ木兎さんに言ってあげてください。
めちゃくちゃ喜ばれるんじゃないんですかね?」
「そうねぇ!せっかくだし推してます!って伝えます!」
私もついでに侑くんに「推してます!」と伝えようか?なんて。
もちろん倫太郎への嫌がらせのため。
「ちなみに一静さんってそういうのどうなんですか?」
「どうって?」
「ヤキモチとか?」
「あーーーーないない!」
なぜならば一静だから!
って自信満々に言われて、納得しかない。
「やっぱり大人は違いますね~。
リンも見習ってほしいです。まじでいい加減にしてほしい」