第21章 一緒に……お風呂?
「これシャチんとこ持ってってこい。報告はいらねェ」
「ラジャー‼︎」
「え、ちょ、報告は欲しいんだけど‼︎」
(もし不味かったら改良しなきゃいけないし…‼︎)
「後で本人に聞け。」
「じゃ〜行って参ります‼︎」
ベポはシャチのお粥を持って、部屋を飛び出していった。
「も〜キャプテンったら〜…」
(真鈴さんと二人きりになりたいからって、僕に押し付けなくてもー…)
ベポはニヤニヤしながら走っていったのであった。
…その頃、二人は。
「…旨ェ」
「それはよかったです」
ローは新たに出したお粥を食していた。
「ごちそうさま」
「早っ⁉︎」
…そして、あっという間に完食したのだった。
真鈴が食器を片付けた後。
「真鈴」
「なんでしょう」
「こっち来い。」
真鈴は今、ローの隣に立っている。
「こっちって…」
「ココに決まってんだろ」
ローが言うココ、とはー…
(…ローの膝の上⁉︎)
「え…」
「いいから来い。」
「…はい」
ローの膝の上にちょこんと座った。
座った瞬間、ローが腕をまわしてきて真鈴を抱きしめた。
「…っ、ロー?」
真鈴は不意にローに抱きしめられることに未だ慣れていない。
今も心臓がバクバクと激しく鼓動をうっている。
「…。」
真鈴の肩に顎を乗せ、耳たぶをペロリと舐めた。
「ひゃあっ⁉︎」
「ウブな奴……」
ローは真鈴の首筋に沿って、指を滑らす。
「ひっ、こそばい…っ‼︎」
「こっち向け…」
「な…んっ‼︎」
唇が合わさる。
軽くキスをし、少し離れたと思いきや、次は深く唇を重ね合わせてきた。
「ろ…っ…‼︎」
食堂にチュ、チュク…とリップ音が響く。
真鈴の思考がおぼつかなくなってきた、その時。
ローは真鈴の胸に片手を伸ばし、軽く揉んだ。
「ーひゃあんっ⁉︎」
甘い声を漏らし、ビクンと真鈴の身体が反応する。
「な…っ⁉︎」
(何…今の声ェェ‼︎⁉︎)
顔の熱が一気に上昇する。
「ククっ…可愛い声出しやがって……胸揉まれるのが気持ちイイのか…?」
「あ、やっ…手ェ離して…っ‼︎」
「…お前思ってたよりでけェな」
「+%▼☎︎〒☆♯×〆‼︎‼︎⁉︎」
「何て言ってんのか分かんねェよ…」