第4章 術式順転 蒼2
「もう今日は寝なよ。疲れてるでしょ」
『んー。毎日疲れてるよ。任務三昧で』
彼の乾いた笑いが空間に響いた。
「おつかれ、とりあえず休みな」
ポンポンと、彼の身体を子どもを扱うかのように触れる
『、、、。めい、、、』
「ん?」
『今日は一緒に寝てよ』
「、、、仕方ないなー。これだからお坊ちゃんはー」
『うるさい。めいも早く寝て』
「はーい。おやすみ五条君」
『おやすみ、、、』
五条君は私の胸に顔を埋めて眠ってしまった。
珍しい。本当に疲れてたんだ。
彼は私の前っていうか人前であんまり寝ないイメージがある。
子供の頃はよく寝てたけど、18?くらいから、いつ寝てるんだろうと思うことがしばしばあった。
「5年間、彼になにがあったんだろうねぇ〜、、、、」