第5章 天月譚――――2
父 「良いのか?!ソレを使って...」
母 「良いの。私たちなら出来るわ」
父 「バレたらどうするんだ?取り返しがつかないだろう。」
母 「それは大丈夫よ。私の術式を使うわ。」
父 「そうか。それなら良いが…」
母 「任せて頂戴。そうね...1ヶ月後よ。1ヶ月後作戦を開始するわ。」
父 「それまではどうするんだ?ただ耐えるだけじゃないか」
母 「ふん。甘いわね。当主に媚びを売るのよ。そして近づいても違和感を無くすのよ。」
父 「媚びか、、、周りが違和感を覚えるんじゃないのか?」
母 「良いのよ。それに私は当主候補じゃないの」