第4章 天月譚――――1
―――――――天月側では...
天月「クソ。何で今になって出てくるかなぁ...」
呪詛師「それはあなたが逃げ出すからでしょう。」
天月「誰だって逃げ出すだろ。あんなクソ見たいな所。」
呪詛師「良いから天月様には一家に戻っていただきます。」
天月「今更何を。どうせ俺が一家の術式を全て継いでる事に今更気づいたからだろ?」
呪詛師「私は『宇双田 天月』様に宇双田家に戻って頂きたいだけなのです。」
天月「じゃあ『憂義』は?」
呪詛師「...?あぁ。彼のような者は一家には要らないのです。天月様だけで良いのです。」
天月「ざけんなよ...!」