第4章 「 俺 様 」
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今日はUNDEADの状況を確認する日。
同じクラスのアドニスくんと
軽音部の前まで来るところまではよかった。
中からはギターを掻き回す音。
そして晃牙くんが叫んでる声。
まさにカオスである。
それでもやらなければならないので
私は重い扉を開けた。
「………失礼しまーす」
「お、嬢ちゃんか!良いところに。
……ほーれわんこ。あんずの嬢ちゃんが
来たんじゃぞ?いつまでも無駄吠えするでない」
「はァ?
お前が練習するって言ってんのに全く行動に
移さねえからだろうが!
そのまま棺桶で寝てやがれ!!!」
「うるさいのう、…お。
アドニスくんも来おったか!
後は薫くんだけじゃし待ってるかの」
「俺はあんずと同じクラスなんで一緒に」
「おい!お前ら和んでんじゃねえぞ!」
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