第3章 闇を統べる吸血鬼
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余程物欲しそうな目をしていたのか、
それでも零さんは敏感な所は
触ってくれず、凄く焦らされた。
もっと、ちゃんと触って欲しい。
なんて恥ずかしくて言えなかったけど。
「……なんか、言いたそうな顔してるな」
「ふェ、え?……ぃゃ………ッ、」
「なんだよ」
「はず、かしいデス」
「言え」
なんて言うか、強い口調の零さんには
逆らえない、逆らってはいけないと
思ってしまう。
「……直接、触って欲しい…です」
「素直な奴は嫌いじゃない」
そう言った零さんにやっと触ってもらったが
焦らされた反動はすぐに返ってきた。
びちゃびちゃと厭らしい水温が響く。
くぐもった声が出る。
零さんはつまらなそうに私の秘部を弄る。
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