• テキストサイズ

SketchBook【R18】

第5章 Sketch2 --苦悩



お兄ちゃんはきっと、私の事を嫌いなんだ。
だけどあれは……ただの嫌がらせだったんだろうか。



その時にミーシャが大声を出さないよう、彼はクッションで彼女の顔を塞ぎ、軽薄な声で呟いた。


『ミーシャは他と違う、良い子だ。 だからこれはお前へのご褒美』


それから毎日。
実際に触れられているのかと錯覚する、現実味のある夢。
ついひと月前までは知らなかったみだらな行為の数々。
そしてミーシャがなによりも耐え難いのは、あんなもので恍惚と快感を貪っている自身の姿だった。

最近はその内容もどんどんエスカレートしている。


こんな事が、いつまで続くんだろう?

不安と恐怖でミーシャの胸は潰れそうだった。





/ 184ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp