第4章 Sketch2 --夢魔※
「うあ、たまらんッ。 いい、いいぞ」
未成熟なミーシャの膣では受け止めきれない男根だった。
しかし男は締め上げられ、うねり続ける内部の感覚に我を忘れた。
自分が埋まるところまで容赦無く彼女の子宮口を突き上げ続けた。
「はうっ、あぁあっ…んああッ!」
猛る杭を打ち込まれ、その痛みに気を失いそうになりあらがう自分。
一方で、それさえも快楽として五感や腟内、胎までも相手を貪ろうとする自分。
ミーシャはせめぎ合う両者に苛まれ、気が狂いそうになる。
一度達して彼女に精を放った男が、続けてまたミーシャを犯し始める。
「はあ……ハァッ」
始めは冷静に見えた男の様子はすっかりと変わっていた。
目は血走り汗で体を濡らし、なにかに憑かれたかのように激しく腰を振り続けている。
「はぁあっ! 旦那様ッぁうぅん!! ぁあッあぁっ!」
粘度のある精液が腟内でぐぷっ、ぐぷっとくぐもる。
掻き出されてはまたこぼれる。
こぼれては押し込まれ、その繰り返しは永遠にも思えた。
今はベッドに仰向けに倒されて、下半身が浮いた体勢で一突きされる毎、ミーシャの後頭部がシーツを前後に大きく乱した。
───やめて、もう許して
「アッ、っぁ!っああッ」
──────ちゃん、お願い
「……にいちゃっ……ん、何でッ!」
「おおッ!! また出るぞっ」
男が叫ぶ。
ぐうっと体積を増した熱の塊を、力任せにミーシャにねじ込み、その最奥をえぐる。
薄い腹がぼこんと膨れ、再び受け止められない量の男の精が子宮に注がれた。
「お兄ちゃん!!!!!!!!!!」