第4章 Sketch2 --夢魔※
まだ萎えている内にちゅる、とミーシャが口内にそれを含ませて、柔らかな舌で包んでいく。
その際に生臭い、その雄独特の匂いが鼻をついて、彼女が一瞬眉をしかめた。
「ん、む…む……」
ああ、まただ。
お腹の奥がすぼまり、じくじくとうずく。
「ほう……美味いか?」
それが足先まで広がり、次に頭がぼうっとする。
そしたら私はコレを、たまらなく愛しく思ってしまう。
「お、美味しいです。 ああ、旦那様……」
逞しく怒張した男根に、ミーシャはうっとりと声を漏らした。
前の男の方が大きくはあったが、今度のこれは鉄のように熱くて硬い。
期待感のためか、既に快楽を得ているのか。
無意識の内にその小さな両膝を擦り合わせるミーシャを男は見逃さなかった。
まだ女にもなりきれていないという少女。
華奢で男の腹の辺りまでしかない背丈は、若いというよりまだ幼い。
咥えさせたまま胸元を覆っている下着に、男は上から手を滑り込ませた。