第19章 Sketch6 --双龍の嫁
もっと刺激が……ともすればもっと強いものが欲しくて、ついお尻の位置をずらした時、襞口で遊んでいた水龍の指先がぬぷんッ、と膣口に潜り込みました。
「あぁんんっ!!!」
それだけでもわたしは激しく喘ぎを洩らしてしまいます。
徐々に自分の体が内と外から侵食されていくような感覚。
これだけでもたまりませんでした。
「ん? 堪え性のない子だね……中に欲しいのかい?」
「んぁ…っあんあん…欲しい、です…っ…あぁん…ぁっあぁっ…はあん…あぁっあぁっ」
入ってきたそれが、秘裂を出入りしています。
僅かに曲げられた指先から、くちゅくちゅと蜜が掻き出される水音が辺りに響きました。
声を上げ続けながら、それに夢中になっているうちに妙な圧迫感に気付き、それがもう一本増やされていることに気付きました。
「そろそろ解れてきたかな? どんどん溢れてきたね」
「そうだな。 そういえば、ここの、少しざらついているここも良さそうだった。 ふふ…だが、やり過ぎると沙耶はすぐに気をやる」
増やされたと思っていた、わたしの中にいるのは夫たちのそれぞれの指でした。
それと同時に再び乳房をも共有しながら、それらが互いにわたしの中を探っています。
「そういえば、忘れていたが」
「え……っあ!」
前の方に収めたまま、胸から手を外した水龍の指の先が、わたしの後ろの孔を撫でました。
そこにまで垂れているのか、滑るようなむず痒さを感じます。
「や。 い、や…っ……」
わたしがそれを捻って避けようとしましたが、かまわずにそれが、つぷりつぷりと割り入ってきました。
排泄器官に触れられているという羞恥心もさるものの、むしろ難なくそれを受け入れた、自分の体に戸惑いました。
「やはり私のしるしはここにいたんだね。 沙耶のここも可愛い。 ずっと収めてくれていたおかげで、今の私なら繋がれそうかな」
「あっ…!!うぅっ……止めっ…そこは」
また体を捻ってそれを抜こうと試みましたが、そうするとますます夫の指を受け入れろと命令するかのように、しるしがむずがってうごめきます。
「ここも悦いはずだよ。 風龍のそこと同じにね」