第10章 それでも
「えみちゃんおまたせ!」
「忠‥‥」
えみは山口に抱きついた
「どうしたの?!何かあったの?!」
「ううん‥そうじゃない‥‥」
「珍しいねえみちゃんから会いたいって言うの‥いつも俺から言っても無理な事多かったけど‥」
「忠は私の事好き?」
山口は笑顔で頷いた
「忠‥‥」
えみは嬉しくて笑顔になった
「あの!すいませーん」
振り向くと月島が立っていた
「どうしてツッキーがいるの‥?」
「忠の友達?」
山口は頷いた
「山口の事ほんとは好きじゃないのに遊びで付き合ってんだろ?」
「ツッキー!」
「ネット調べるとあんたいい事あんま書いてないし」
「なによ!!」
「ツッキーやめてよ‥」