第4章 おいで
「倉庫担当にね新しい人を入れることに決まっちゃったの」
「そんな‥!!」
と及川は顔を見合わせた
「だって日向くん高いのとるの大変そうだし。今までありがとね」
「日向!今度まだバレーやろうな?」
「影山‥おう!やる!」
影山はフッと笑った
「とりあえずお前はスマホ直せ!」
「わかってるよ!」
外に出た日向はその場に座り込んだ
「俺‥これからどうしよう‥‥」
「日向くん」
「なんですか?」
「私のところこない?」
日向は首を傾げた
「俺達こういう仕事してるんだ」
及川は日向に名刺を渡した
「及川探偵事務所?」
「社員私だけなの。新しい社員も欲しくてさ‥よかったら日向くんも社員にならない?」