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ゲンガー夢

第1章 導入/調査隊での生活


調査はいつもと同じように終わり、
滞りなく撮影を済ませた。

「レナくん、おかえり!
頼んだクリスタフラワーはどうだった?」

「撮ってきましたよ、
私が見ても違いはよく分かりませんけど。
あと今回グラエナを見かけませんでした、
森の近くを縄張りにしてるのかも。
これなら次も調査できそうですかね」

博士に迎えられてデュラス島を後にする。
昨日私がつけた足跡も次に来た時には
何もなかったようになっているのを
想像すると妙に胸がスッとするのだった。

博士は研究所に戻るや否や
早速クリスタフラワーの写真を眺め
代わり映えのしないそれの1つ1つに
あーだこーだと興奮して語っている。
子供たちはそれにウンザリした顔をした。

博士に必要なのは同じ熱量で話し合えて
ここに腰を据えてくれる研究員だろう。
遊びにきている子供たちや
ポケモン撮影にきたライターではなくて。
そんな様子を横目に荷物を置き昼食をとる。

紙に起こされた研究MAPを眺めるが、
ほとんどルート開発がされて調査済か
危険で生身では探索できない場所だ。
ひとつ小さく溜め息をつく。

さて、明日はどこへ行こうか。
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