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ゲンガー夢

第13章 表裏一体(下)


と、早速2匹のゲンガーが
言い争いをしてるのが目に入る。
ゲンガーたちはよくあの横穴にいた。
ゲンガーは睡眠を必要とせず巣も作らない。
さしずめコンビニ前にたむろしている
ヤンキーと言った所か。あそこは
仲間を待ってコミュニケーションをする
広場のような役割なんじゃないだろうか。

このハナレには少なくとも
4匹以上のゲンガーが棲息している。
メス同士、オス同士、どちらも居合わせた所を
見かけているから間違いない。
以前は番なんじゃないかと思ったけど
どうもその割には2匹でいる場面が少ない。

ふとピッピが目に入る。
ここの洞窟にゴースはいないが
ピッピたちは沢山いる、
またピクシーの姿はないが
ゲンガーがやたらと発生している。
どこかの研究者たちが喜びそうな環境だ。

「ん?」

ピッピの近くにぼんやりとした
ゲンガーが佇んでいたが気配に気づくと
直ぐにゴーストダイブで消えた。
まるで……僕が来たから消えたみたいに。
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