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色々な話。【妖怪ウォッチ】

第2章 不思議な不思議なお狐様。



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「ーーーっ、そうだ!稲荷神社に行こう!」

稲荷神社とは小さい頃に暇さえあれば
出向いていた場所でとある山の頂上にある
神社のことだ。

思い立ったが吉日。

早速私は、サンダルから運動靴に履き替え、
稲荷神社のある山へと歩き出した。

ここら辺で蝉をいっぱい捕まえたなぁ、
懐かしいなぁ、なんて考えながら
足を止めることなく歩いてゆく。

この山を登るのは実に8年ぶりで、
道に迷ってしまわないかと心配になったが
杞憂だったようで、
意外にも道を忘れていなかった。

「……わぁ。全然変わってないやぁ……」

歩き始めて実に2、3時間がたったであろう、
ようやく目的地に到達する事ができた。

少し木で隠れたところを突き進めると
見えてくる古ぼけた神社。

ここにはお狐様が奉られている聞いた。
小さい頃は金色の油揚げをお供えしに
行った記憶が微かにある。

"ここにはお狐様がいらっしゃるから
悪いことはしちゃいけないよ。"と
おばあちゃんによく言われていた。

鳥居を潜り、神社をジィーっとみた。
幼い頃は大きく感じた神社も
今は少し成長したからか、少し小さく見えた。
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