第19章 最高のお返し(♥)
「その代わり、優しくしてくださいね」
「オマエに酷くするとか絶対ねーし。むしろオレに愛され過ぎて甘く溶けちゃうかもよ」
マイキーはふと笑う。
「カノ、好きだよ。」
「ん……」
「大好き。」
「はっ……んんっ……」
折り重なるように体を倒すとマイキーは目を瞑り、チュッと唇にキスをする。マイキーの言う通り、それはとても甘く、砂糖のように数秒で溶けてしまう気がした。
「(キスだけで既に気持ちイイとか…)」
唾液が混ざった舌を絡め、くちゅくちゅと音を立てながら更に唇を押し付けてくる。
「んっ……は、ぁ……んんっ……」
「もうとろけた顔してる…まだキスだけなのにとろとろになっちゃいそうだな?」
「んぅ……ぁ、んっ……はッ……んっ……」
「もっと舌絡めて……んっ……そう……ははっ……上手だなぁカノは……」
「ふっ……んん……ぁ……まいきーく……」
「えっろ……そんな切なげにオレのこと呼んで、もっとしてほしいの?」
「はぁ……あ……ん……んん……」
涙を潤ませた目でマイキーを見る。
「ホント可愛いねオマエ。頬も紅く染まって色っぽい…。もっと深いの、しよっか。」
「えっ……んっ!!んん……ッ!?」
唇を押し当てられ、歯列を割って入ってきたマイキーの舌がカノトの舌を捕らえようと絡ませてきた。
「んっ……あっ……んんッ……んぅ……ッ」
震える手でマイキーの服をギュッと掴む。
「ま、待って……ふっ……んんっ……はぁ……あ……ゃッ……んっ……!」
甘い吐息が洩れ、ぞくぞくと身震いする。奥に引っ込めた舌を逃がさないというようにマイキーの舌が追いかけ、更に絡ませた。
「あ、んっ……はっ……んんんッッ……!」
ぢゅっと強く唇を吸われ、驚いて目を見開き、ビクッと体を跳ねさせた。離れた唇の端からツウ…っと唾液が垂れ落ちる。
「あーもったいねぇ……ん……」
「ひゃっ!」
「甘……。」
覗かせた舌で口の端から垂れる唾液をペロッ
と舐め取ったマイキーに顔を真っ赤にさせて震える。
「な…何で舐めるんですか!!」
「唾液も甘そうだなって思ったから?」
「変態!」
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