第62章 これからも家族3人で幸せに(❤︎)
「随分と嫉妬深いカレシだな」
「一虎涙目じゃん」
「なぁカノ。本当にコイツでいいのか?」
「え?」
「クソわがままだろ。基本自由奔放だし、いつも振り回される側からして見れば、マイキーと付き合うのは大変かもしんねーぞ」
ドラケンの言葉に創設メンバー達が頷く。
「オマエら好き勝手言いやがって…」
「確かにマイキーくんはワガママです。振り回されることが多いし、困ることもあります」
「カノひでぇ!」
「病んでるってくらい愛が重くて、何かと理由をつけてはすぐ監禁するとか言うし、断っても絶対に自分のワガママを貫き通そうとするし、本当に色々と困った人ですけど」
"今監禁って言わなかった?"言った""言ったな"とそれぞれが反応を見せる中、カノトは気にせず言葉を続ける。
「ピンチの時はどこにいても必ず駆け付けて助けに来てくれて、泣いていると傍に寄り添って慰めてくれて、僕のことを誰よりも1番に愛してくれる人です」
出会った頃からそうだった。ピンチの時には必ず駆け付けて守ってくれて、泣いていたり落ち込んでいたりすると傍に寄り添ってくれて慰めてくれて、誰よりも1番に愛してくれた。
ワガママで自由奔放で子供っぽくて、人前だろうとお構い無しでイチャつくし、こっちが拒否したり断るとすぐ拗ねるけど、本当はとても一途で優しい人だということを知っている。
「好きだと自覚してからは…ずっとマイキーくん一筋なので…その…彼がいいです」
こんな大胆告白みたいなことをみんなの前でするとは思ってもおらず、想いを伝えるうちに恥ずかしさが込み上げてきて頬が赤く染まる。
「てっきりマイキーの方がベタ惚れだと思ったけど…オマエも負けてなかったな」
「聞いてるこっちが恥ずい」
「オレの彼女ホント可愛い!!❤︎」
嬉しそうな声で横からマイキーに抱きつかれる。
「普段は恥ずかしくて言ってくんねーのに、オレのことそんなふうに思ってくれてるとか嬉しすぎて泣きそう」
「み、みんなの前で抱きつかないでください」
「オレもずっとカノ一筋だよ。どんなワガママにも必ず最後は折れてくれるし、オレがあんな状態になってもこうして愛してくれてる」
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