第2章 秀一くん
「…………ふぅ」
「お疲れ様っ!秀一くん!」
買って来たジュースを秀一くんに渡す。
秀一くんのお陰で、明後日に終わると思っていた引っ越しが今日中に終わってしまった。
「あ、ありがとうございます」ニコ
笑ったぁぁぁ!////
可愛すぎだろぉ!
ジュースを飲む姿もまた天使。
もっと仲良くなりたいなぁ。
あ、そうだ………
「ねぇ秀一くん、敬語、無しにしない?」
「え………敬語、ですか?」
秀一くんは『お姉ちゃん』とは呼んでくれるものの、敬語で話してくる。
姉弟になったんだから敬語はやめてほしい。
そう思って、私は秀一くんに提案した。
「えっと……その、お姉ちゃんがよければ…………!」
「うん!じゃあ決まりね!!」
「はい!あ、………うん!」
「アハハハっ」