第5章 - 入部!! -
瑠依side
- 昼休み
《ね、瑠依はさ、部活動すんの?またバスケやるの?》
弁当を食べていると、由莉が心配そうな困ったような顔をして聞いてきた。
《・・・私は、由莉がそんな顔をしてるのをほおってでも、
バスケがしたいとは思わないよ》
《じゃあ、あたしだってそんな悲しそうな顔してるお姉ちゃんに、
バスケしないでって言わないよ》
《ありがとう》
- ガラッ
トイレに行っていたさつきが帰ってきたみたいだ。
「何の話してたの?あ、それより部活決めた?」
「うん!あたしはさつきと一緒でバスケ部のマネージャーやりたい!」
「私もバスケ部かな・・・」
「やった、そんなんだ!みんな一緒だね♪」