第5章 合同任務
三人の同居生活が始まって、そろそろ三ヶ月経とうとしていた頃。
「今戻った」
「お帰りなさい、冨岡さん、獅子嶼さん」
冨岡と共に屋敷に戻ってきた錆兎が華恋を呼び寄せ、そこに座ってくれと座布団を用意してくれる。
珍しく親切だな、なんて思っていたら……
「え、お二人の任務に私も?」
「今回は女の隊員が必要なんだよ」
「と、言いますと?」
錆兎が渋い顔をしながらも、事情を話してくれる。
ある山で若い女性ばかりが居なくなるという。
異能を使用する鬼がいる可能性を考慮し、隊員が三名で派遣されたが、誰も戻って来なかった。
事態を重く見た御館様が柱の二人に声をかけ、話題の継子も一緒に連れて行くといいとのお達しが出たらしい。