第5章 自分のために
「スゲー山ん中だな
ここ本当に東京?」
「東京の郊外はこんなもんよ?」
「ちなみに伏黒君は
術師の治療を受けて寝てる」
「そうなんや、って心読んだ!?」
「アハハ!あおいのことは置いといてねー
とりあえず悠仁はこれから学長と面談ね」
「学長......」
「学長って誰?」
「あ、あおいは会ったこと無かったよね
一緒に会っちゃおう
下手打つと入学拒否られるから頑張ってね」
「ええっ!?そしたら俺即死刑!?」
《なんだ 貴様が頭ではないのか
力以外の序列はつまらんな》
ぐぱっ バチッ
「悪ぃ先生たまに出てくんだ」
「愉快な体になったねぇ」
「...私にもできるかな」
「あおいそれはやめてぇ」
《貴様には借りがあるからな》
「あっまた!!」
ぐぱっ
《小僧の体 モノにしたら
真っ先に殺してやる》
「あおいー、宿儺に狙われるなんて光栄だね」
しょーじきめんどくさいと私は思ってしまった。
「虎杖君に宿儺の説明しないの?」
「あおいがやってよー」
「....両面宿儺は
腕が4本
頭が2つある
仮想の鬼神
だがそいつは
実在した人間
千年以上前の話」