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3ヶ月の恋人(鬼滅の刃 煉獄杏寿郎)

第14章 ※ ハートで愛すること


なんとも言えない綺麗な青が、煉獄さんの金髪によく映える。

煉獄さんは上着を脱ぐとソファーにかけた。
私が見惚れているのを見て、少し照れたように笑う。

「そろそろジャケットを着る季節だからね。」

最初に出会った時は、シャツの袖を捲りあげていたな。
季節は少しずつ巡っていた。


「妹子ちゃん、ありがとう!う〜ん、美味そうだ!」

「どうぞ、シンプルですみません。」

「いただきます!!」

二人で向かいあって食べる。
煉獄さんのお土産のほうじ茶を淹れて、旅の話をしながら食べた。


煉獄さんの車でお店まで送ってもらう。
私を送った後、煉獄さんはそのまま学園に出勤する。

公園の駐車場に車を停めて、煉獄さんと笑い合った。

「この2日間、一緒にいられて楽しかった。今度は昼間のデートもしたいな。」

煉獄さんは明るく言う。

「はい!映画も観たいんです。お兄ちゃんに土曜日か日曜日の休みをもらいます。」

私が言うと、煉獄さんは難しそうな顔をする。

「俺とのデートの為に忙しいお店を休んでもらうのは気がひけるな。」


「でも…。辞めない限り、土曜日と日曜日に会えないです。」

私が寂しそうに言うと、煉獄さんの目が一瞬輝いた気がした。


「じゃあ、お兄さんにお願いしないとだな。もっと一緒にいられるように考えよう。」

「はい!」

「では、今日も頑張れ!」

優しくキスをして煉獄さんは言った。

「杏寿郎さん、行ってきます。」

煉獄さんに手を振って歩き出す。
一緒にいられて楽しかった。煉獄さんともっと一緒にいられるには…。
考えながら歩いて行く。

とりあえず、お兄ちゃんに休みをもらおう。
その分、前の日に頑張って働けば良い。

朝の空気の中を歩いていると、メッセージが入った音がした。

携帯を取り出して見ると、不死川さんだった。
なんだか久しぶりだ。
何だろう?

立ち止まってアプリを開いた。
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