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3ヶ月の恋人(鬼滅の刃 煉獄杏寿郎)

第12章 ※ 胸の空白が埋まる時


煉獄さんはゆっくりと腰を動かしていく。
律動を繰り返す度に、さっきよりももっと気持ち良くなっている…。

煉獄さんの腰の動きが少しずつ早くなってきている。私の腰を掴んだ煉獄さんの腕が力強くて、煉獄さんの手が触れている腰が火傷しそうに熱い。私は乱れた呼吸を繰り返して、動く煉獄さんに翻弄されるしかなかった。
煉獄さんは私の首元に顔を伏せ。時々奥まで届かせるようにして激しめな腰つきになった。
私の敏感な所にも擦るように擦り付け、悩ましく腰を押し付けるような抽挿に、私は息を乱しながら煉獄さんの背中に爪を立ててしまった。

「続けるよ…愛してる。怖かったら俺に腕を回してて」

私を労りながらも情熱的な姿を見せる煉獄さんに乱されながら、私は煉獄さんの腕の中で喘ぎ続けた。

「妹子ちゃん…中で出すけどいい? 」

「うん…」

 低い、男性的な響きの煉獄さんの短い喘ぎが聞こえた時、煉獄さんが絶頂に達しているのを私は知った。煉獄さんの熱情が押し付けられ、畝るような、激しい波の中を漂っているような心地がした。控えめにしてくれているのだろうけど、それでも煉獄さんの身体から発せられる熱量は私には凄まじく、煉獄さんに愛される身体は、自分のものとは思えないほどに揺さぶられ散ってしまいそうになる。

「…っんんぅ…ぁああっ! 」

「…っ!! 」

激しい愛を注がれ、私は煉獄さんによって何度も何度も我を忘れるほどの快楽の中にいた。

怖いけど嬉しくて、でもわけが分からなくなる中、煉獄さんの腕に力が込められた。

「愛してる…」

直後、あそこの奥に熱い物を感じ、私は我を忘れて喘ぎ声をあげた。

「っ…!妹子…」

 

煉獄さんの胸にぎゅっと抱きしめられる。

脱力した煉獄さんが覆い被さってくると、私も身体の緊張から解き放たれたように脱力した。

 
温かい胸の中で心地良くなった私はそのまま眠りについた。


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