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ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第12章 土蜘蛛




「ホラ!!何やってんのみんな!!」

そう言ったのは毛倡妓だった

「毛倡妓…?」

「リクオ様が戻ってくる時に悲しませたいの!?
しっかり百鬼夜行守ってなきゃダメだろ!!」

毛倡妓ははっきりと言った

「さーいくよみんな!!リクオ様の百鬼は俺が守んだって気持ちを見せてちょーだい!!」

「へー、あんな娘いるんや」

秀元が感心していた

「ほら、遠野勢も……」

「……俺達は自分で行く。悪いが別行動だ」

イタクがそう答え、遠野勢は離れていった

毛倡妓(私じゃこれ以上は無理か…)

『毛倡妓』

「サクラ様…」

『ありがとうね。

…私の事信じられる人は少ないかもしれないけど、リクオが戻ってくるまでは私について来てくれる?』

私がそう言うと全員が顔を上げてくれた

『なら、行きましょうか』


秀元(あの子、何者や?)

『…秀元だったかしら、自己紹介がまだだったわね。

私の名前は奴良サクラ。リクオと同じく…ぬらりひょんの孫よ』

「なんやて…?」

秀元(ぬらちゃんの…孫がもう1人?
どう見たってさっきの彼より妖の血は濃い…。

羽衣狐の呪い、破ったと…?)

『お互い、話したいことは多そうだし…後で話しましょう。
今は…先へ進むんでしょう』

「そうやね。」

『そう言えば、毛倡妓。
首無どこ行ったの?』

「恐らくですが…先に」

『…そっか。

毛倡妓、悪いんだけど…先に首無追える?』

「!!任せてください!」

そう言って毛倡妓は走っていった

それから私達は第七の封印、柱離宮に向かった

そこは、日本庭園のはずが地獄絵図と化していた

柱離宮にいた京妖怪たちは皆、何者かに倒されていた

『…紐の跡…首無ね』


「すさまじい怒りを感じるな。
強力な妖どもをここまでにするとは……」

秀元が少し驚いていた

「奴め…怒りで自らを見失ったか…」

黒田坊がそう呟く

『とにかく、行きましょう』

「……そうですね。
急ぎましょう」

私達は第六の封印へ急いだ


秀元(ちらほら大物っぽいのもおるみたいやなぁ
ボクが死んでる間、奴良組に入ったんやろうか?
なんでこんな奴らがあんな若いのについとんのやろ

なんや義理でもあるんかいな
なんや奴良組、400年後も変わらず興味ひかせる存在やな…)







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