• テキストサイズ

ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第12章 土蜘蛛




「俺は相剋寺ってとこにいるぜ。来いよ、自慢の百鬼を連れてな…((ニヤ

それと、お前との決着も必ずつけてやるからお前も来いよ」

そう言って土蜘蛛は去っていってしまった

「おいっ…まて…ふざけん…土蜘蛛ッ…土蜘蛛おおおおお!」

リクオはそう叫んだと同時に倒れた



それから大分時間が過ぎ、夕方になり、日が沈もうとしていた

「おかしいなぁ、いつもならもっと力が出るはずなのに」

「なんだか力が入んなかったんだよ」


小妖怪達が各々思うことをつぶやいている中、鴆はリクオの手当てをしていた

「あーあ、すげぇキズだぜリクオ…」

鴆(リクオ…よく生きてた。頑丈だぜ…不自然なくらい)

『……』

私は他の妖を治療していた

「サクラ様…?」

…もう少し、もう少し本気で戦っていれば

土蜘蛛を倒して、氷麗が連れ去られることも無かった

随分昔に有行が言っていた

ちゃんと戦わないと後悔するって

その後悔が今か…



「サクラ」

『…来てたの、牛鬼』

後ろに牛鬼が立っていた

「リクオ…それでも貴様、奴良組の長となる気か」

そう言いながら牛鬼はリクオの方へ歩いていく


「お前たちの大将、私があずかる。

立てリクオ。」

『連れていくってことは、今から……』

修行……か

「そうだ。預かっていく」

牛鬼はそう言うと、リクオを抱えて鞍馬山へ向かって行った



残された私たちの間で、どんよりとした空気が流れる

「はいはい、さー!封印に行くでー!」

秀元が手を叩きながら明るく言った

「状況は何も変わってへんでー!!土蜘蛛に出会ったのは運が悪かったと思って!!進むでー」

だが、奴良組の面々の反応はなかった

「あれ?元気がないぞ?」

「…バカにしてんのか?」

「こんな状態で共闘なんてできるかよ」

「「なんで陰陽師が。
第一、リクオ様がいねぇ。闘う理由何かねーんだよ俺ら!!」」

「な…何やのんこいつら、やる気のない」

ゆらは驚いていた

「いや、これが妖怪ってもんや。百鬼夜行ら主がおらななりたたん。
まがりなりにも、あの子はこの百鬼夜行の主やったってことやな……

つっても、時間はない。さて、どーしたもんか」

秀元達が困っている時だった




/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp