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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第13章 幸せのピース




 夕凪にはたくさんの人間がからんでる。夕凪は口にする。今こんなに幸せなのはこの人たちのおかげだって。

 五条家のおかげ
 使用人たちのおかげ
 母親のおかげ
 宝のおかげ
 傑のおかげ
 そして何より僕のおかげ

 でも、気付いてる?

 夕凪が最も心を寄せるべき人は、別に存在してるって。夕凪の真ん中にその人がいて、土台から大きく支えてるってことに。

 僕と夕凪を繋げた人。

 もし気付いていないんだとしたら、それは、年が明けてからオマエに言おうと思ってる。



 僕はとある人に言う。

「きっと僕よりも夕凪を愛してたよな。いや、けど僕だって負けねーくらい夕凪を愛してるから。今度、夕凪と一緒に会いに行くから……待ってて」



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