第12章 ★ハワイ旅行
――もう出したの何回目? カウント出来ない。やばい。あたし達はずっと繋がったままだ。奥で出された後も、二度三度と腰を前に押し当てられる。トクトクトクとお腹に注がれてる感じがする。
「悟くん、あたし、死んじゃうよ」
「次でラスト」
まだ次があるんだ? 信じられないけど冗談ではなさそう。彼の勃ちあがっていく力強いモノの脈動をナカで感じる。悟くんが緩やかに腰を振る。
揉みしだかれて赤くなっちゃってる胸を舐められて、耳の裏や首筋にキスを落とされ、それと同時にイイところを亀頭で削られて細かく膣内が痙攣した。
モノが少し動くだけで頭の中がビリビリして、何度も何度も達してしまう。
なかなか止まらない彼の射精をあたしは奥で全て受け止めて、お腹とナカが白濁でいっぱいになった頃、彼の剛直は、名残惜しそうにゆっくりと引き抜かれた。
「…っあぁ、夕凪に全部食われたな」
日本語おかしいから! あたしが抜いたみたいに言わないで! けど、まぁ、一応聞いてみる。
「…あ、あの……よかった?」
「聞きたい?」
「……う、ん、別にそこまでじゃないけど」
「最高」
恥ずかしい。けど嬉しくもある。悟くんとのセックスを終えた後、あたしは正直、失神状態だった。死んでてもおかしくない。何度絶頂を迎えただろ?
悟くんの遺言の婚約者は、こんな彼との性行為に毎回、付き合えるのかな? そんなこと考えたくもないけど! きっと悟くんが自分で自己処理するんだよね。
こんなお化けみたいな性欲に付き合えるのはあたしくらいだから!超レアだからね! このセリフも今度、喧嘩したら付け足すことにしよう。