第12章 ★ハワイ旅行
「こんな尻、突き出されたら、そりゃエロいこともしたくなるよなー。際どいとこ見えそうだったし」
「こんな風に脚は開いてないでしょ」
「開いてたら、アイツ殺してたわ」
「非術師にいちいちキレないんじゃなかった…の? ぁッ…ちょ、っ……んん!ッ」
言葉を言い切る前に悟くんが背中にチュっチュってキスを落としてきた。あたしの背中はまだシャワーで濡れていて、その水滴を舐め上げるようにお尻の際からツツツーって背中の上まで舌をそわしてくる。
「夕凪に触れてくる非術師は別。オマエさ、胸も見えそうだっだからな!」
ビキニの蝶々結びの結び目をしゅるってほどかれた。あっけない。あたしの胸がぷるんと出てきてビキニは肩紐が肩にかかってるだけになってる。下から大きな手が乳房に伸びてきてぐにゅって掴まれた。
「こんな風に揉まれたらどうすんだよ」
「っ…んんっ!…そんなこと…あるわけ、なぁ…っ、あッ……」
「ちょっと触っただけで、乳首コリコリになって勃っちゃってるし」
「……うっ、ん…っん、あっぁ゛あっあっ……」
「感じやすい体だよな」
「…悟くんのせい…だよ…ぁッ」
ぽろりとこぼれ出た胸を形が変わるほど揉みしだかれて左右の蕾を人差し指と親指でぐにぐにこねられる。
こんなの無理。悟くんの指が太くって胸の先端に触れられるだけでも感じるのに……。「ダメっッ……」って言っても、弱いの知っててやめてくれない。
すごい執着してくる。悟くんの好きの表現はややこしくて、嫉妬もその中のひとつ。