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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第12章 ★ハワイ旅行


 シャワーは2つ口がついていて、ヘッドを固定するタイプと可動なタイプとがある。固定タイプの方のシャワーのカランを悟くんが捻ると、シャーって頭上からシャワーが出てきた。

 わわわ。水圧は緩いけど、髪が濡れて滴る。

「この辺触られてたろ」

 彼は可動タイプのシャワーノズルも手に取って、洗い落とすみたいにあたしの背中や腿や腕をシャワーで流す。さっきの褐色の男に触れられたのがよほど気に入らなかったみたい。

「ここもアイツの汚ねぇ体、当てられてたよな?」
「ひゃっ……」

 おへそから下の部分もシャワーを当てられて手でさわさわと洗い流される。

「脚、開けよ」
「えっ…」

 ほんの少し脚を広げたその内腿に手を滑り込まされ、シャワーを当てられながら秘部を手で擦られる。ぞくっとした感触が体に広がり、「ぁっ」って変な声が出てしまった。

どうやら悟くんは嫉妬してるみたい。

「今、やらしー声出したな」
「……出してないっ、そんなところ触れられてないから」

 シャワーノズルを元に戻すと、あたしを壁にぐぐっと寄せてきた。片手の肘を壁にトンと突かれて挟み込まれる。彼を見上げようと思うんだけど、白髪の毛先からぽたっぽたって滴る水滴が艶っぽくて、ドキドキして直視しづらい。

「なぁこっち向けよ」
「……な、なに?」
「あんな単純な手に乗んなよな、さっきの」

 さっきの、っていうのはプールでの事だよね。「ナンパされてんじゃねーよ」って言うけど……。

「探し物してるって言われたら協力するでしょ」
「あんなエロい格好でしねーから普通」
「エロい格好なんて、してない」
「自覚ねーのは困りもん」
「…ぁ…ッ……」

 くるっとあたしを壁の方に向けて腰をくいって悟くんの方に引き寄せられた。バランスを取るために壁に両手を付く。

「こんな格好してたけど」
「んっ、……ちょ、っと……」
 
 ウエストを掴まれてぐっと引き寄せられたのはいいけど、お尻の部分に悟くんのアレがぴたって密着してる。

 水着越しではあるけど、モノが当たってるのはわかる。さっきの水中での出来事を思い出して、ショーツの中がじわりと湿り出す。

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