第7章 ★誕生日
「じっくり濡らさねぇと痛いからな。初めての相手が俺とかマジで入んねぇから」
そう言って、くにくに、ぐにゅぐにゅ、剥き出しになった小突起を弄りながら、悟くんが濃厚なキスをしてくる。
欲しいのになかなかもらえないような、少し切ないような気持ちになって、悟くんの舌をちゅーって吸った。唇が離れちゃうとまた欲しくなって、もっと! ってキスをねだる。唇を寄せにいく。
ショーツの中に溢れ出してるその甘い蜜は悟くんの指を伝ってもう太ももまで流れてるかもしれない。腰がうねる。身をよじる。キスとクリトリスの刺激を同時に与えられてあまりの気持ちよさに頭がくらくらしてきた。
「あッ♡あッ、んッ!ッ♡♡ あたし、もぅこんな♡の、ダメッ、…イく!!!♡♡♡ イッちゃう悟くん!♡♡♡」
「クリとキスだけでイッたのかよ、エロっ!……オマエ、俺とシたら気絶するかもな」
あそこがキツくしまって足の指に力が入ってこみあげてくるような気持ちよさに頭がぼうっとして脱力した。
恥ずかしい……イッちゃった。イキ顔見られちゃった。でもあたしのカラダをそんな風にしたのは悟くんなんだから! 濃密なキスを繰り返すうちにカラダがとろとろになってたんだもん。
「悟くんカラダがおかしいの、熱くて、お腹の奥がずっとじんじんしてて……変なの」
「なにその誘い方、可愛すぎだろ。じゃあぁ……する? 俺の挿れてみる? 最初だからゆっくり慣らしてたっぷりほぐしてからって思ったけど、必要ねぇかも……」
する? って言われてドキドキして涙目になっちゃってる。あたしはこくりと頷いた。
「痛かったら言えよ。簡単には入らねぇと思うから」
そんなにすごいの? 悟くんのソレ…。思わずチラッて見ちゃう。悟くんが下着を脱いでピリッて正方形の袋を破って、反り勃ったそれに避妊具をつけるのが見えた。
怖くてじっくりは見なかったけど、太くて荒ぶっててすっごいおっきい! こんなの入るかな? 不安だけどお腹が疼いて疼いて仕方ない。
あたしもショーツを剥がされた。裸で抱き合う。抱き合うだけでも気持ちいい。