第3章 山本武とたっくん
でもこいつがたっくんなわけない…
たっくんなわけ………
「………………( ˘•~•˘ )」
山本「大丈夫かー?」
「へっ?……あっ…あたしを抱えて走ってる山本くんのほーが心配なんだけど?」
山本「全然問題ねーよ!お前軽すぎなのなっ♪ハハハッ」
「笑い事じゃないわよっ!!!!!」
もし……
もし、この人がたっくんなら。
あの時言えなかったこと言いたい…
"好き"って
少し大人びた声、しっかりした体、シャープなあご、(あたしには)高すぎる身長………
成長してて何もわからない
でもこいつのにおいと、たっくんのにおい………
似てる気がするなぁ………