第2章 ~人間ノ体ト人形姫の心~
イブ「オーイ!!リリトー!!リリトを人間にする計画が認められたよぉ~♪」
リリト「…またあいつか。」
イブ「リリトー♪嬉しい~?」
リリト「そんな事信じられる訳無いでしょう?第一、人形が人間になった経歴など今までに一度も無いのですから。」
イブ「ん~?そっかぁ~♪嬉しいかぁ~♪」
リリト「そんな事一言も言ってません。」
イブ「はい、じゃあ、契約書にsignatureして」
リリト「はいはい、天界の奴の言うことは絶対。分かってますよ。っていうか無駄に英語使わないでください。」
イブ「よーし!!じゃあ、これで契約は成立~!!今から人間にしてあげよ~う!!」リリト「は?…今から?…………。」
イブ「我が名はイブ。天の命によりこの者を人間とする。」
するとたちまち煙があがり、私は人形から人間になったのだ。リリト「……………。」
イブ「おうおう、なかなかの巨乳美女ではないか~!!可愛いぞぉ♪」
リリト「これは…。」
イブ「リリトは今日から人間界で人間として暮らしてもらうよ♪ただし、契約は一年だからね?一日一日を大事にして、いい?」
リリト「…イマイチ状況が分からないのですが…。」イブ「だ~か~ら~!!今日からリリトはに・ん・げ・ん!!16歳の高校生として嶺帝学院高校一年の生徒となり人間と共に暮らすの!!いい?詳しい話は今度にして高校のほうにはちゃんと言っとくから、明後日から登校してね♪場所は使い魔が教えてくれるから、宜しく~!!」
リリト「だから、ちょっと待ちなさい!!…。」
イブ「高校には私も行くから安心してねぇ~♪」
リリト「………………行ってしまった。」
こうして、私達の高校生活は始まりを告げようとしていた…。