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眠レル森ノ人形姫【ディアラヴァ】

第1章 ~覚醒ノ序奏曲~


深い深い森の奥…。
ひっそりとたたずむ背徳の館…。
そこに…彼女はいた。
長い黒髪を高く二つに結び、縫い目のある顔に右目が赤で左目は黒のオッドアイ。不気味なほどに白い肌に深紅の口紅が鮮やかにはえる。
彼女の名はリリト。この屋敷に取り残された、悲しい人形である。私?…私はイブ。天界より遣われし神の遣いだ。では、始めよう…最高のgameを…。
リリト「カットカット。何天界の遣いが調子のってんですか?っていうか何なんです?最高のgameって…中二病?」イブ「え~!?かっこいいじゃないですかぁ、英語と日本語の組み合わせ♪」
リリト「ハイハイ、勝手に言ってなさい。で?用件は何ですか?」
イブ「え~と、神よりmessageを承っております♪
長いので省略させて頂くと私、イブと契約して一年間だけ人間になれます!!と言う事で~す♪」
リリト「…そんな凄い大事な事言ってんのにその言い草…あきれますね…」
イブ「まぁまぁ、でもリリトは人間になりたいんでしょ~?だったら私と契約したほうが良くない?」
リリト「…まぁ。」
イブ「んじゃ、決定で~♪バイバ~イ♪また今度~!」
リリト「あっ!待ちなさい!…………はぁ…何ですか、あの天使。でも、今のが本当の話なら…私は人間になれるのか?……それはないか…今まで散々振り回されたしな…期待はしないほうが良いか…。」
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