第40章 消毒　☆

身体が、小刻みに震える。
わたしらしくもない。
なのに、震えが止まらない。


「…あれ？震えてる？」

「大丈夫だよ。怖がらなくても。
好きな男とヤるところでも想像してな？」


そう言って、男たちの手が伸びてきた。


「いやっ…！！」


わたしの後ろに1人の男が来て、わたしを羽交い締めにすると、前からは別の男がわたしの服に手をかけた。

男が力を入れて、わたしのブラウスを両側に引くと、プツッ…と音を立ててボタンが飛んだ。
呆気なく、男たちの前にわたしの下着姿が晒され、後ろから胸を乱暴に掴まれた。


「や…めて…」

「やめると思う？」

「ほら、下も脱がせろ！」


馬鹿にしたように笑いながら、わたしのデニムに手をかけ、ズルッと一気にずり下ろされると、2人の男に片足ずつホールドされ、脚を大きく開かされる。


「やだ…いや！やめて！」

「うっわ…いい身体。たまんねぇな」

「これ、切ってもいい？」


1人の男がハサミを取り出し、わたしのショーツの面積が狭いところに当てた。

ジャキ…

鈍い音がして、ショーツの右側が切り裂かれた。
かろうじて繋がっている左側に、容赦なくまたハサミが入れられる。


「た…すけて…赤井さん…」


もうだめだ。
このままこいつらに、好きにされてしまう…

ぎゅ…っと目を瞑って、何度も何度も助けてと唱えた。

いやだ…
怖い…

赤井さん…助けて…