第39章 BlankSpace ☆

ほとんど放心状態で必死に息をしていると、赤井さんがわたしの脚を開いて割って入った。

目の横についた赤井さんの手にはゴムの袋がある。

あ…と気づいたときにはもう、赤井さんのがわたしのナカに入ってきた。


ズズズ…


「あっ…ゃ…ぁ…っあ！」

「…は…サラ…」


赤井さんが、わたしを宝物みたいにギュッて抱きしめながら、わたしのナカに全部を埋めた。

赤井さんと繋がっている瞬間が1番幸せだ。
生きてる…って実感する。


「あか…いさ…」

「ん？」

「わたし、赤井さんとするの…大好き…」


赤井さんに抱きつきながら耳元でそう言うと、赤井さんはわたしの頬にキスをしながら言う。


「今後、俺以外の男に抱かれることはもうないと思えよ…」

「ん…ない…赤井さんだけ…っあ！」


赤井さんが腰を引いて、勢いよく打ちつける。

パン…パン…と肌が触れる音と、グチュグチュと繋がったところから出る卑猥な音が脳内に響く。



「俺だけ？」

「ん…赤井さんだけっ…赤井さんじゃないとやだ…ッ」

「サラ……」

「すき…大好きッ…あぁぁ…」



赤井さんだって、今後わたし以外の女の子は抱けないと思って欲しい。

わたしだけ見てて…そして、赤井さんの史上一番になりたい。

今までの何人いるか分からない歴代彼女の中で、1番好きだと言ってもらえるようになりたい。


赤井さんがわたしの身体を力一杯抱きしめながら、赤井さんの欲望をわたしのナカに吐き出している時、

わたしは赤井さんの大きな身体を精一杯抱きしめ返しながら、そんなことを思った。