第36章 Stay Beautiful ☆

翌朝


「んー…」


わたしはクロワッサンが焼ける香りで目が覚めた。


「起きたか」

「…美味しそうな匂い…」


むくっと起きあがってテーブルの上を見ると、赤井さんが朝ごはんを作ってくれていた。


「おいしそう！！」

「クロワッサン、何個食べる？ひとつでいいか？」

「みっつ！」


勢いよくそう言うわたしに、赤井さんが呆れながら言う。


「…懲りてないな…」

「赤井さんが美味しそうなの作るから悪いんだよ！」


そう言いながら、急いで歯磨きをして食卓についた。


わたしは赤井さんといる限り、一生幸せ太りと戦っていくことになりそうだ…



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