【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第33章 If This Was a Movie ☆
赤井side
ホラーを怖がるサラは最高に可愛かった。
こんな風に怖がるサラを見られるのはある意味貴重で、俺は調子に乗りすぎてしまったらしい。
サラを泣かせると、俺は途端に弱くなる。
泣いてる顔も可愛いのに、やっぱりサラには笑って欲しくなり、宥めるように甘い言葉を吐く。
どれも本心で、偽りない真実。
サラを子供扱いしているなんて、とんでもない。
毎日サラを綺麗だと思うし、四六時中抱いていたいとすら思うのだから。
映画を観終わると、もう24時。
さすがに1日に2本観るのは疲れたな…
そう思いながら、腕の中のサラの顔を覗き込む。
「そろそろ寝るか?」
「うん。」
先程のホラーが尾を引いているのか、サラは俺から離れようとしない。
困ったお姫様だ。
俺はサラをソファーから抱き上げると、優しくベッドに下ろした。
自分も同じ布団に入ると、サラは俺にぎゅっと抱きついて言った。