【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第32章 Soon You'll Get Better ☆
サラを探そうと慌ててベッドから起き上がった時、フラッと立ちくらみを起こした。
足がよろけ、その場に倒れ込んだ時、ふわっとサラの香りがした。
「赤井さん??大丈夫?!」
サラが倒れた俺を支えながら、俺の額に手を置いた。
「すごい熱…!
昨日から身体熱いと思ってたけど…」
サラがいて、ホッとした俺は、サラの身体を力一杯抱きしめた。
フーフーと荒い息を吐きながら、サラの首元に鼻を埋めた。
「サラ……よかった…いた…」
「どうしたの…?」
「起きたらいなかったから…焦った」
「ゴミ出しに出てたの。
ベッドに横になった方がいいよ…!」
そう言ってサラは俺の身体を支えて、またベッドに寝かせた。
「赤井さん、今日何か予定ある?」
「いや…」
「わたし、お昼過ぎまでバイトだから、一人で寝ていられる?」
「あぁ…」
サラは心配そうに俺を覗き込んだ。
子供扱いするなと言いたいところだが、久しぶりの高熱で身体が思うように動かない。